昨年の11月5日にも参加した「シェイクアウト訓練」、今年も看板犬たまごと一緒にやってみました!
ことしは、昨年の反省を踏まえていくつか違う対応をしてみました。
◆昨年の様子と、シェイクアウト訓練についての説明はこちらをご覧ください。◆
1.防災無線放送、チャイム、携帯電話からのアラーム音への対応について
まずはヒトが慌てないこと。
いつもデイ・ケアやトレーニングでお伺いしている飼い主様がたにお伝えしていることの一つが
「犬はヒトの真似をするよ!」ということ。
私が慌てると、一緒に慌てます。
そこで、準備をせずにいつも通りの動きを心がけました。
たまごはのんびりベランダで日向ぼっこ中だったようですが、私はたまごがベランダに出ていることに気づいていませんでした。
防災無線が放送され、緊急地震速報のチャイムがなります。
たまごはベランダで驚いたように3回ほど吠えました。吠え声で「おっと!ベランダか!」と気づいたのです。
2.抱き寄せる前にハウス、そしてそのまま。
これは昨年同様の対応ですが、まずは「ハウス」です。
ただ、今回はスタート地点が室内ではなくベランダ。
ベランダで空に向かって(防災無線とチャイムに強い反応)吠えているたまごに、おちついて「ハウス」の指示を出しました。
一瞬慌てたたまごは、その場で足踏みをしてから室内に入り、そのままベッドにジャンプしようとしたところをもう一度静かに「ハウス」とサークルを指さし。
ささっと入ってくれたところで、私はデスクの下に入り込みました。
※普段はベランダから直接ハウスの指示をだすことがありません。「お部屋にはいりな」とうながす程度。そこにたまごは驚いたようです。
このあたりでまだ速報チャイムは鳴っている状態です。
写真はデスク下からのたまご。
「なんでそんなところいるのよ!!!!」という感じでこちらを見ています。
昨年はここですぐに抱き上げにいきましたが、今年はこのままお互い動かず、という姿勢を保ってみました。
ここでシェイクアウト訓練は終了です。
心のなかでのシミュレーションには限界がある
参加してみて思うのは、頭や心で想像している行動と現実は同じではないことです。
今回、たまごはベランダにいました。
ベランダ→廊下→室内→サークル
ほんのわずかな距離ですが、この動きを想定していませんでした。
これが本当に大地震だったらどうでしょうか。
きっと「たまごを探す」という行動から慌ててしまっていたことでしょう。
一般的な防災訓練のように、避難所に向かう訓練とは違い、日常からそのまま訓練することができる「シェイクアウト訓練」。
みなさんも、次の機会には参加してみてはいかがでしょうか?
◆参考リンク
※今日の訓練についての告知ページはこちらです。【久喜市ウェブサイト内】