犬の自発的な行動を褒めていこう!

わんちゃんトレーニング
活動エリア
埼玉県久喜市 JR宇都宮線・東武伊勢崎線 久喜駅を起点に公共交通機関を利用し1時間の範囲内を基本に承っております。 それ以外のエリアも調整可能ですのでご相談下さい。

みなさん、トレーニングについて考えるとき
「やっちゃだめ」
ってことばかり言っていませんか?

ダメなことを教えるのではなく
「やっていいこと」
教えていきませんか?

さらに考えていくと
「やっていいこと」は、私たちが教えるばかりではないってこと、気づいていますか?
普段何気なくやっている行動が、「やっていいこと」だってこと、あるんです。
私たちが教えなくても、良い行動っていっぱいあるんですよ!
たとえば、しっぽのかぞく看板犬のたまごさん。
彼女は保護当時すでに3歳。うちにきてからいろんなことをおぼえていきました。

その中の一つが「フセ」です。

 

この行動、「やっていいこと」の一つですよね。
きちんと待てる体勢になれるし、何よりかわいい行動!
ぜひ教えたいし、やってほしい!って思う方も多いのではないでしょうか?

でも
これ、私が教えたわけじゃないんです。
もちろん、元々できたわけでもありません。

たまごの自発的な行動に、後から合図を付け足したものなんです!

具体的に説明しましょう。

たまごは、私に向かって甘えにくるとき、まるでスライディングしてくるように「バーン」と両手を広げて滑り込んで来ることが多くありました。
そう、勢いがある「フセ」の体勢になっていたのです。
これは自発的な行動であり、私が教えたものではありません。

この体勢になるたびに、私は床に手をおいて「フセ」と声を出してから思いっきり褒めて抱っこして撫で回して・・・。
たまごが喜ぶあらゆることをしてあげました。

このやりとりを一ヶ月ほど続けたあと、
私の方から床に手をおいて「フセ」と言ってみました。
たまごはスライディング甘え(笑)の行動を思い出したように「バーン」と両手を広げて滑り込んできたのです。
でも、1日に1回成功したらいい方でした。
ほとんどが、自分のやりたいときにスライディングするだけで、私の合図では時々思い出したようにやってくれるだけでした。
それでも引き続き、自分から「バーン」してきたときには、手の合図と「フセ」の言葉を言ってから褒めること数ヶ月。
(数ヶ月もかけました!)
今ではこの動画のように、私の合図でフセができるようになったのです。

のんびりペースでしたが、元々自分からしている行動に合図とご褒美をセットした結果なので、お互いストレスはまったくなく、楽しんで覚えることができました。

こんなふうに楽しみながら、生活する上でありがたいな~って思う行動やかわいい行動を、こちらの合図でできるようになってもらえたら、うれしいですよね。

トレーニングは、彼らを思い通りにコントロールすることではありません。
やってはいけないことだけを教えることではありません。
好ましい自発行動を「やっていいこと」のリストにいれて、お互い楽しく快適な生活のためのルール作りの一環としてトレーニングをしていきませんか?

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