今回はしっぽのかぞくが用意している防災グッズをご紹介します!
これは【備蓄品】ではなく【持ち出し品】です。
避難時時に、とりあえず数日間生活できるものを持ちだせるように準備しています。
立地・想定している災害・家族構成・飼育している動物やその性質などによって、必要な持ち出し品はまったく違ってきます。
しっぽのかぞくが用意しているものは、我が家の環境と看板犬たまごの性質にあったものを選択した結果です。
また、癖や嗜好などの変化に併せて、いつでも内容を検討し、変更しています。
みなさんも自身でオリジナルの防災グッズを用意しましょう!
1.設置場所はどこ?
持ち出し品を置く場所は、屋外ガレージの物置にしまっています。
物置の場所は、地面より少し高い位置に設置しており、さらにその上段に持ち出し品をしまっています。
一旦は何も持ち出せずにいても、外から取り出しができるようにするためです。
また、しっぽのかぞくがある埼玉県久喜市では、ハザードマップを確認したところ水害の可能性も十分ある地域です。
そのため、なるべく地面より高い位置に設置するように考えました。
2.中身を見てみよう!
しっぽのかぞくがそれぞれの品を準備した理由を説明します。この説明を参考に、ご自身のオリジナルグッズを検討してみてください!
ドライフード
あまり大きくないサイズのものを、常に入れ替えをしています。
普段キッチンに1袋開いているフードがあり、持ち出し品の中に未開封が1袋。
キッチンのものがなくなったら、新しく購入し、持ち出し品の中のフードを開封。購入したものを改めて持ち出し品の中にしまいます。
このように、普段から「食べている袋+1」の習慣をつけることで、賞味期限等の心配がなく準備し続けることができます。
また、毎回味を変えることで、ドライフードへのこだわりをなくし、どんなフードでも受け入れられるようにしています。
※健康管理に不安がある場合は、一定のフードを与えた方が安心です。この場合、フード厳選による健康管理の必要がない状態なのでできる方法です。
缶詰とレトルトフード
看板犬のたまごは、食欲に激しいムラがあります。とても元気であっても、1日なにも食べず・・・なんてこともあるほど。
災害等により避難するときには、環境の変化によるストレスのため、さらに食べなくなることを想定しています。そのため、少しでも好むものを用意する必要を感じています。
たまごの好きなお肉は、鶏レバーと鶏肉です。缶詰とレトルトパックはこれらを中心に用意しています。
また、ウェットフードは水分補給の役にもたつので重要視しています。
水
500mlのペットボトルを2本。リュックのポケットに収まるようなものを選んでいます。
軟水か硬水か、悩まれるかたが多いと思います。日本の水道水はほとんどが軟水だそうです。飲みやすさで考えて軟水を用意しました。
フードボウル
かさばらない、小さくたためるシリコン製のものを用意しています。
ペットシーツ
普段トイレはサークル内のペットシーツを使っています。普段使いのシーツをレギュラーサイズとワイドサイズ、両方用意しています。
新聞紙
床に敷いて汚れ防止、キャリーバッグを包んで防寒対策、場所によっては貼って目隠し、などの使用方法を想定して1日分の新聞紙を用意しています。
お手入れ用品
スリッカーブラシ、ウェットティシュー、使いふるしのタオル(よく水を吸うため)を用意しています。
マルチーズという犬種柄、抜け毛で迷惑をかける心配は少ないのですが、カットできずに伸びてしまうと毛玉になってしまうことがあります。
また、シャンプーなどができない状況であっても、きちんとブラッシングすることである程度の清潔を保つことができます。
服
寒い季節の場合、室内に動物たちを置けない場所に避難することを想定して、一枚入れておきます。
個体識別の効果もあると考えています。同じような白くて小さい犬が避難所にいても、「たまごは赤い服を着ている」という情報一つで識別力がアップします。
リードと胴輪
避難時はキャリーバッグを使用するつもりでいます。
緊急時に【胴輪をつけて、リードをつけて、キャリーに入れて・・・】という手順をふめるかわかりません。その身ひとつでキャリーに入るのが精一杯なのではないでしょうか。
避難先についてから「リードがない!キャリーから出せない!」ということにならないよう、一組用意しておきます。
大きめのタオル
使いふるしのタオルです。身体を拭いたり防寒に使ったりできます。新聞紙同様に貼りだして目隠し効果も期待できます。
また、使いふるしのものを用意しておくことで、飼い主と離れたときの不安感の軽減を狙っています。
たまごはよく、留守番中飼い主のタオルやジャケットを置いておくと抱いて寝ているのです。
ビニール袋各種
いろいろな用途に使えます。ゴミ袋としてはもちろんですが、キャリーや段ボールを囲うことで風雨をしのいだりできます。
ガムテープ
防災グッズにかかせない万能選手!
荷物の梱包はもちろんですが、設備の補強やメモの貼りだし(ガムテープに書き込んでそのままメモに!)、名前を書いて服に貼り付けたら名札にもなります。
粘着力の弱い「養生テープ」も一緒に用意しています。
文房具
スケッチブック:看板や張り紙など様々な用途に使えます。
マジック:油性ペンが安心です。これでガムテープなどにも文字がかけます。
ハサミ・カッター:紙類やガムテープとセットで活躍すること間違いなし。
紐(ここでは幅広の布テープ。金具付き。):荷物をくくったり、キャリーバッグを補強したり、リードを延長したり、様々な用途に使えます。
まとめてケースに入れています。
プロフィール
写真とプロフィール、ワクチン証明証のコピーをリュックに付けておきます。
ワクチン証明証を年に1回接種するたびに新しいものに変えることで、プロフィールの内容も見直します。
ワクチン証明証にはかかりつけ病院の連絡先や飼い主の住所・たまごの生年月日なども記載されており、客観的なプロフィールとして優秀です!
写真用紙(L版)に印刷し、両面合わせでラミネートした後ハトメを付けてからキーホルダーを付けておきます。ラミネートすることで水にも強くなります。
同じものをキャリーバッグにも付けています。
また、画像データをスマフォに保存した上、Googleドライブにも保存しておき、どこからでも確認できるようにしています。
ジッパーつき保存袋
ここまで紹介した品、それぞれを保存袋に入れたり、ビニール袋に入れておきます。
保存袋自体も利用できますし、水濡れ対策にもなります。前述のとおり、久喜市は水害の可能性がある地域です。防水への心配りは必須です。
リュック
全部いれてピッタリのサイズです。
もう少しゆとりがほしいところではあります。
詰め込みやすさと使いふるしたもの(前述のタオル同様に、たまごの安心感のため)がよいため、布製のリュックを使っています。
リュック自体が防水効果がないため、中身をすべてビニール袋や保存袋に入れる必要があります。
全部詰め込んでも軽く片手でもてる重さです。
これは違うものに変えようと検討中です!
3.大切なのは適正飼養
今回は持ち出し品についてご紹介しました。
重ねて申し上げますが、しっぽのかぞくが用意しているものは、我が家の環境と看板犬たまごの性質にあったものを選択した結果です!!
皆さんのお宅には、皆さんに合ったものがあるはずですので、十分ご家族でご検討の上、準備をして下さい。
また、防災について考えると【持ち出し品をどうするか】にばかり拘ってしまうことがあります。
ペット防災を考えるにあたって、重要なのは物資だけではなく普段からの適正な飼育も大切です!
人も動物も安全に避難できるよう、しつけや病気の予防・社会性についても考えて準備しましょう!