「シャンプーはどのくらいの頻度でしたらよいですか?」
と、ときどき相談が寄せられます。
犬種や猫種・飼育環境によって、違ってきますので、だいたい週に1回~月に1回までその子にあわせたお答えをしています。
このとき、「シャンプーよりも大切なことは毎日のブラッシングですよ」ということを必ずお話させていただいています。
毎日のブラッシングは、不要な毛を除去し、新陳代謝をうながします。
皮膚の異常の早期発見にもとても重要です。
もし毛玉になってしまった場合は、スリッカーブラシを使ってほぐす必要があります。
このブラシは、適切に扱わないと飼い主さんも動物たちもケガをしますので十分注意して下さい。
そのため、スリッカーブラシを使うのが怖い、という飼い主さんも多くいます。
巻きの強い毛質でなく、毛玉になる前から毎日ブラッシングできるならば、柔らかいピンブラシをオススメすることもあります。
飼い主さんにも安全に毎日ブラッシングできるので、皮膚と被毛のケアがしっかりできます。
看板犬のたまごは竹ピンブラシを使用中。
静電気が起きない上、クッションの柔らかさが丁度いいのでお気に入りです。
丁度ピンがハの字に広がるので、マッサージ効果もいいですね。
そして、自分でどうにもならない!となる前に、きちんとプロ(トリマーさん)にお任せすることが重要なのです!
汚れてしまってから
「このままトリマーさんにお願いしたら、申し訳ないし恥ずかしい・・・」
というきもちから、とにかく慌てて洗ってしまう飼い主さんがときどきいらっしゃいます。
適切なブラッシングをせずに洗ってしまうことで、毛玉がひどくなり、むしろ悪化した状態で泣く泣くトリマーさんに丸刈りをお願いする、というケースがチラホラ見られます。
これでは、トリマーさんへの負担はもちろんですが、なにより動物たちへの負担が大きすぎます!
毎日のブラッシングと、信頼できるトリマーさんとの連携で、良い皮膚・被毛環境をキープしましょう!